テスト

進級のかかったテスト どれも気が抜けません 昨日は1日で小説「フランケンシュタイン」(創元推理文庫)の残り250ページを読破。壮絶で美しく悲哀と不条理に満ちた大作です。訳者が良いんだろうけどめちゃくちゃ格調高くて美しい文章でした 新潮からも出てるけど訳者のせいでひどい文章になってるらしい

関係無いけど、おれは麻婆豆腐がめっちゃ好きだ!
俺んちの麻婆豆腐は絹ごし豆腐で作るんだけど確実に木綿のが美味しいと思います こないだ陳建一の店(麻婆豆腐と坦坦麺と杏仁豆腐しかない)で食ってきたんですけど、しっかりした豆腐に粗く挽いた香辛料がものすごい美味かった 陳建一のお父さんが麻婆豆腐を日本に持ち込んだらしい。ほんっと偉大な人だね

そして関係無いけどツイギーとバードは本名が漢字まで同姓同名らしい ほんとかどうかわかんないけどね

さっきのフランケンシュタインに戻るんだけど、俺がフランケンシュタインの怪物やゴジラに対して抱く感情はメロデスを聴いて抱く感情に似ていると思う すなわち、「醜悪な怪獣の慟哭」 映画や小説に描かれる「悲しみ」という感情は、その持ち主が惨めであればあるほど深く、印象深いものです。同様に音楽でも、凶暴であればあるほど美しいメロディは深く染み渡ります 怪獣は吼えることで泣いているんです。ううーん
僕が大学で講義を受けている高橋敏夫先生のテキストにこんな文章があります

● 怪物にたいするわたしの基本的なスタンス
 宮部みゆきの傑作『理由』には、競売物件のマンションにいつのまにか住み込んでしまった「怪物たち」が登場します(結局みな静かに退場=死んでしまうのだが)。「怪物たち」に遭遇したある主婦は言う、「あの人たちは、なんだかとっても異様な人たちでした。最初から、普通じゃない雰囲気が漂っていました。まともじゃない………レベルが低いっていうか」。このような「普通」のまなざしが排除する「怪物たち」、それだけでわたしはこの「怪物たち」を深く愛します。もう一度くりかえしてみます。「あの人たちは、なんだかとっても異様な人たちでした。最初から、普通じゃない雰囲気が漂っていました。まともじゃない………レベルが低いっていうか」。そうそう、わたしが「あの人たち」だった気がします。

なんだかドキドキしますがな