グエー!

mcgundam2006-07-20

○またもや喘息。苦しい。気管に痰がギッシリ詰まった感じがして、深く呼吸ができない。


蓄膿症も酷くなっているのか、まっ黄色の鼻汁がズルズル出る。


○中耳炎のときとか、蓄膿症のせいで頭が重たいときとか、具合が悪いときにはいつも、「何か悪いものが体に溜まってる」イメージにとらわれる。不摂生な生活で体内に溜まった悪いものを、体外に排出してスッキリしたい。両のこめかみにノズルを差し込んで、右から生理食塩水を頭蓋の中に流し込んで左から出し、脳みそのしわとかに溜まった悪い物質を洗い流したらどんなにすっきりするか。そのとき左ノズルからでてくる液体はどんな色や粘度なんだろう。


筒井康隆の短編(ショートショート以上短編未満といったサイズ)で『薬菜飯店』というのがある。俺のそういう願望をより具体的に、東洋医学的なイメージで文章化してくれている。主人公の男が神戸中華街の漢方料理店にフラッと入ってみたところ、その店はあらゆる体の不具合を料理で治す料理屋でしたというお話。症状に合った料理を食べると、体中の穴という穴から悪いものが出て行くんだわ。これはほんとうに読んでいて快感の伴う文章。素晴らしい。こんな店が本当にあったらと思う。


○「糸瓜(へちま)咲いて痰のつまりし仏かな」
というのは、正岡子規の絶筆(糸瓜三句)のうちの一句。痰とは、結核によって出る血痰のことで、仏とはその血痰が詰まった喉(喉仏)のこと。子規は結核を患って臥していて、病におかされて弱りきった肉体から、対照的に瑞々しく咲く庭の糸瓜をながめているといったイメージ。


○なんだけど、どっかできいた話だと、この句にはもう一つの対照が隠れているという。つまり、喉に詰まった汚れた血痰の赤が、新鮮なヘチマの緑を求めているというイメージ。赤と緑は補色の関係にある色どうし(補色=正反対の属性を持つふたつの色のこと)。これも割と体内洗浄のイメージと近いだろう。


○しっかしまー俺の喉につまった痰のかてえこと。たぶん果汁グミくらいのかたさだろうとおもう。ナタデココくらいかもしれない。そして、そんな体調のまま、喘息を隠して治験の健康診断にいってきた。血圧が低いこと以外(いつものこと)まったく異常なく、喘息はばれなかったけど多分落ちてるっぽい。


○買盤
My bloody valentine「Isn't Anything」 上記のような体調なもので、ノイズ音楽はしんどい!死ね!
Us3「Hand on the torch」 英国のヒップホップ。ブルーノートから出ているのでサンプル使いたい放題という噂。しんどい!死ね!
Funkadelic「One nation under a groove」 名盤らしい。またぞろ派手にグルーブしまくって俺にしんどい思いさせてくれるかと思ったら割かしレイドバック
Stone Roses「Turns into stone」と「The Complete Stone Roses」 2枚とも編集盤。「Turns〜」は1st発売前後のシングル、アルバム未収録曲をまとめたアルバム。名曲の誉れ高いElephant Stoneの12インチバージョンやFools Goldの長尺バージョンなどを収録。Fools goldのジャム部分は噂通り鬼。「Complete〜」はシングルの7インチバージョンを中心にいろいろ集めたアルバム。初期シングルのイアンはまじでむごい!ライブばりの音痴さ。


○とかね