深山の1 聖夜に、歯医者
○ クリスマスイブなのに、朝から右後頭部がひどく痛み、痛み止めを飲んでも治まらない。
○ 1ヶ月ほど前に、左上から親知らずが生えてきて以来、それに押されて前歯の中心が右にずれてきているような感じがするので、いよいよ骨格がゆがんできたのだろうか?
○ で、団地の中にある歯医者に行くことにした。
○ 10年ぶりの歯医者に、何もクリスマスイブに行くことないじゃないですか。
○ 街に出れば、誰もがロマンチックなはず。
○ 今夜童貞を捨てる少年、バージンを失う乙女も多いはず。
○ でも俺は頭痛で歯医者。
○ 待合室で、折り紙で作ったピカチューの、壁に張ってあるのを眺めている始末。
○ 歯ブラシを抱えて、「歯を大切に!」とか言っている。受付の女が作ったのだろうか?
○ この受付の女は、一生を歯医者の受付で終えるつもりなのだろうか?
○ 俺は役人をやりつつも、RAPや歌を頑張って、あわよくばTVとかに出れるくらいに有名になってみたい。世間の中心に躍り出てみたい。何万人もの前で歌ってみたい。CLUBにも顔パスで入りたい。憧れられたい。(@ストーンローゼス)
○ しけた町の歯医者でピカチューの折り紙を作ってたくはない。クリスマスの夜は、武道館ライブの打ち上げを兼ねたPARTY(デルモクラスの女多数参加)かなんかで過ごしていたい。
○ パイオツ揉みながらグハハハ!とか言ってね。
○ でも今年は歯石削られて半ベソかいてましたあー ><