(hed)p.e. / TRUTH RISING について

mcgundam2010-11-18

○ こんにちは。


○ 基本的には日本のラップのことについてしか書かない予定だったが、先週(Hed)p.e.の新譜が出たのでそのことについて。なんと8枚目のALBUMだ。


○ 「TRUTH RISING」


○ ゴリゴリ!ハイパー男臭い!


○ (Hed)p.e.はまじで鬼のようにカッコイイので要チャックだ。


○ 俺様がこんんんだけヤバイヤバイ言ってるのにまだ未聴の方は、もしかして野鳥観測の方ですか? もしくは眼科の先生?


○ 目が良すぎて耳ツンボなんですかっつってんだよ!


○ しかしまあ今回は、ジャレッド先生、まじで切れておられる。


○ 怒りの野獣フローを炸裂させておられる。


○ 俺のようなポッチャリ体型の切れ痔野郎は、「ヒェーッ!クワバラクワバラ」とか言って布団でも被っていたくなるほどの威力。


○ なにしろ、ジャレッド先生の大音声(だいおんじょう)にかかると、空気中の蚊や布団についたダニなどがコロッと倒れてしばらく動かないので、アメリカの西海岸では害虫駆除の会社がかなり高額の年俸でオファーをかけているが、ジャレッド先生はビジネスにも長けておられるので、あえて音楽活動を続けることで、各社の競争を過熱させて年俸をつり上げているという噂が立つほどである。


○ 今回は、ジャケとかも超カッコイイので、右上の画像をチャックしてほしい。


○ バビロンの仕掛ける様々なウソや罠の中から、荒ぶる真実が羽を広げて舞い上がるという、超カッコイイモチーフの名ジャケだ。


○ もしくは、虚飾だらけの音楽シーンの中から、真実のROCKが荒々しく舞い上がるというモチーフかもしれない。まーどちらでもいい。同じだろう。


○ サウンド面でも、ヘヴィーメタルハードコアパンクとファンクとラップの恐るべき化学実験は、ますますその融合を深め、神々の思惑に背いて生み出された新物質とでも言うべき次元に到達している。


○ それにしても本当にうれしいのは、97年のミクスチャーサウンド最盛期にリンプビズキットと同時期にデビューし、ビルボードヒットを飛ばしたものの流行の衰退にともなってメジャーを離脱してインディペンデントな活動に移行するという、他のインチキバンドと同じ道を辿りながらも、その音楽スタイルに磨きをかけ続けてくれているということだ。


○ もしこれを読んでいる人で、「昔リンプとか聞いてたなー、クレイジータウンはまったなー、そういや(Hed)p.e.ってのもいたけど読み方分かんなかったなー、あいつら今何やってんだろ?」という人がおられたら、是非これをきいてほしい。


○ ブームが去った後も変わらずにいてくれるバンドは多いが、ここまで成長を続けている姿はまじで美しい。我々もこうありたい。